トイレの詰まりを直したい時、ラバーカップを思い浮かべる人は多いと思いますが、その上位互換ともいえる便利なアイテム、「真空式パイプクリーナー」をご存知でしょうか?
真空式パイプクリーナーとは、トイレや配水管、排水パイプを洗浄する際に使用する器具の1つで、 ラバーカップにポンプが付いた、通常のラバーカップよりもより強力な圧力をかけられる便利なアイテムです。
別称「真空ポンプ」とも呼ばれ、 販売価格はおおよそ2,000〜3,000円程度と通常のラバーカップより少し割高ですが、一家に一台あると便利です。
もくじ
❌ 真空式パイプクリーナーを使ってはダメなトイレつまり
トイレつまりといえばスッポン(ラバーカップ)や真空式パイプクリーナーを思い浮かべられる方も多いと思いますが、この2つ、いずれも万能ではありません。
具体的には、おもちゃなどの固形物や、おむつなどの吸水性の高いもの、つまり「水に溶けない物」が原因のトイレ詰まりの場合、真空式パイプクリーナーやラバーカップ(スッポン)を使うのはお勧めしません。
水に溶けない詰まりの原因を圧力で配管の奥へ流して先で詰まってしまった場合、大きなトラブルになりかねません。固形物などが詰まってしまった場合には手で取り出すか、早めに業者などに相談することをお勧めします。
真空式パイプクリーナーを使ってトイレつまりを直すやり方とコツ
真空式パイプクリーナーは正しく使えばトイレ詰まりの解消にとても有益なアイテムですが、使い方を間違えばその効果も半減してしまいます。
うまくトイレつまりを解消するために、正しい使用方法を知っておきましょう!
① 用途・サイズに対応するパイプクリーナーを購入する
真空式パイプクリーナーを上手に使う最大のコツは、対象の排水口にパイプクリーナーの先端(ゴム部分)がフィットするかどうかです。
キッチン・お風呂・洗面台でも排水口の形状が異なりますし、トイレでも和式と洋式だけでなく、メーカーや型番ごとに微妙に形状が違います。
間違えてサイズや形状が合っていないとせっかくの真空式パイプクリーナーが機能しませんので、購入前には商品概要をしっかり読んで購入しましょう。
① 真空式パイプクリーナーを使う前の準備をする
止水栓を止める
トイレが詰まっている時にうっかり水を流してしまうと、便器から水が溢れかねません。まずはマイナスドライバーを利用して、止水栓を止めましょう。
電源を抜く
ウォシュレットや暖房便座、その他トイレ内で繋いでいるコンセントを抜いておきましょう。うっかり水がかかることでショートしたり、漏電したりするととても危険です。
作業スペースの確保
トイレ内のスリッパやマットなどを片付けて、作業スペースを確保しましょう。
② 水はね、汚水はねの対策をする
真空式パイプクリーナーは威力が強力な分、下手に使うと跳ね返りも強力で、自分に汚水などの跳ね返りがかかってしまう恐れがあります。
汚水の飛び散りが気になる場合、事前に大きめのビニール袋・ゴミ袋などに穴を開けて真空式パイプクリーナーを通して使用するといいでしょう。
また商品によってはポンプと引き手を繋ぐ軸の間から汚水が飛んでくる場合もありますので、軸部分に雑巾などを巻き付けておくこともおすすめです。
床や床などにも雑巾やビニール袋、新聞紙などを敷けば安心です。
③ 水位を調節しレバーを押し引きする
① 先端(ゴム部分)がしっかりと水に浸かる状態になるよう、水量を調節しましょう。水が少ない場合はバケツなどで水を補充。逆に多すぎる場合は水はねの原因になりますので、ひしゃくなどで汲み取るなどして調節しましょう。
② 真空式パイプクリーナーの最大のポイントは、先端を排水口に密着させることができているかどうか。
使い始めは密着度を確認する目的で1~2回軽めに押し引きし、しっかり真空状態が作れていることを確認したら「レバーをゆっくり押して、一気に引き上げる」動作を数回繰り返しましょう。
コツは排水口内をしっかり真空にさせることで、空気が抜けてしまうと効果が落ちてしまうので、しっかり密着させるようにしましょう。
またつまりを「押し込む」 のではなく「引き上げる」イメージが大事なので「ゆっくり押して、一気に引き上げる」イメージで行うのが効果的です。
⑥ つまりの解消を確認する
レバーの押し引きを繰り返していると、どこかのタイミングで水が流れ出すはずです。
ここで詰まりが解消したように思えても、原因が奥の方に残っていることがあります。その場合レバーで通常通りトイレの水を流してしまうと溢れてしまう恐れがあります。
まずはバケツや洗面器を利用して水を流しましょう。ある程度の水量を流して、不自然な水位の上昇がないようなら、次は水をいつもと同じように流してみましょう。
それで通常通りの水位で落ち着くようであれば、トイレのつまりは無事解消です!
真空式パイプクリーナーで上手く詰まりが解消されない場合のチェック項目
真空式パイプクリーナーで詰まりが上手く解消されない場合、考えられるケースは以下の3つです。
☑️ 異物つまりなど、水に溶けない物のつまりが原因ではないか?
冒頭でもお話しした通り、真空式パイプクリーナーで解消できるつまりは紙詰まりや汚物詰まりなど、水で溶ける性質の詰まりです。
真空式パイプクリーナーで真空状態がしっかり作れている(水や空気が漏れていない)にもかかわらず詰まりが解消できないなら、他の可能性を疑いましょう。
☑️ 真空式パイプクリーナーの先端が水で浸かっているか?
トイレつまりを解消するために真空式パイプクリーナーを使う場合、先端のゴム部分は水で浸かっている状態である必要があります。水位が足りていない場合、水を足すなどして再度チャレンジしてみましょう。
☑️ 先端のゴム部分が排水口に密着しているか?
お手持ちの真空式パイプクリーナーの形状が排水口に合っていない場合、どれだけ試しても上手く密着することができないかもしれません。角度を調整するなどしてチャレンジしても、上手く密着させることができない場合は別の方法を検討するしかないかもしれません。
真空式パイプクリーナーで治らないトイレ詰まり、業者に依頼したらいくらになる?
トイレ詰まりと一言に言っても、状況によって対応が異なりますので金額もそれに応じて変わります。
スッポンで直るかどうかというレベルの軽度のトイレ詰まりであれば、一般的にローポンプ(業務用の強力なスッポンみたいなもの)などの処置で解消されると思いますので、業者に依頼しても5000円〜1万円未満で修理できる可能性が高いですが、パイプの奥の方で詰まってしまっている場合などはその状況と対応策によって金額は変わります。
とはいえ「いくらかかるかわからない」と思えば不安になると思いますので、まずは「無料出張・無料査定」に対応する業者に依頼してみて、金額を確認してみるのも良いかもしれません。
もちろん水洗工房は無料出張・無料見積り、そして金額等にご納得いただけない場合は無料でキャンセル可能です。
トイレ詰まりを依頼する時、信頼できる業者はどう探す?
残念ながら水回りの修理業者の中には一定数、悪徳もしくは不親切な業者が存在しますので、「思わぬ高額請求をされないかな…」と不安を感じている方もおられるのではないでしょうか。
確かに悪徳な業者ほど広告などの集客だけは熱心に取り組んでいますから、あなたが見かける広告やポストに入っていたマグネットなどにも悪徳業者が潜んでいるかもしれません。
複数の業者から相見積もりを取る
悪徳な業者や不当に高い金額を請求する会社を避けるためにおすすめするのが、相見積もりをとることです。トイレつまりは緊急性が高い水のトラブルですが、仮に急いでいたとしても極端に相見積もりを嫌うような業者には気をつけましょう。
ただし仮に相見積もりを取っていたとしても、ぼったくり業者の中には作業に入ってから色々と理由をつけて不当に追加料金を迫ってくる会社もあります。特に安すぎる金額を提示をする会社には注意をした方が良いかもしれません。
クチコミやお客様の声など、第三者の意見を確認する
悪徳な会社を見極めるために一番有効と思われるのは再三者の声、つまりクチコミやアンケートなどの実際の利用者の声が参考になります。
特に長い期間、たくさんの利用者から高評価を集めている会社なら安心して修理を任せられる可能性が高いのではないでしょうか。
水洗工房はお客様満足度No.1
水洗工房を運営する株式会社水協は、2023年通期・グループ全体で454件のGoogleクチコミを頂戴し、その評価は5点満点中4.5点という高い評価をいただいております。
また弊社のサービス向上の為に実施しているお客様自筆のアンケートでも、数多くのお喜びの声をいただいております。
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